にじみる社会福祉士ミヒャエルです。
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7月1日に第4回長期入院精神障害者の地域移行検討会が開催されました。
「不必要になる病床の有効活用」などがうたわれ、結局、入院していた病院から退院という形をとって、病院と同敷地にある(病棟が不必要になり有効活用された)居住の場に移るだけで、生活は何も変わらないのではないかという議論があちらこちらでされていました。
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今回の資料見え消し版を見ると、数々の加筆修正がされています。
たくさん出てくる「本人の意向を最大限に尊重」。
まったくその通り。本人の思いを何より大事にしたいです。
でも。長期入院していた人って・・・・
パワレスになっていないかな。
「退院なんてできっこないよ」って思ったりしちゃわないかな。
「地域」をイメージできてるかな。
・・・・とっても心配です。
今ご本人が持っている意向が、魂から生み出される本当の意向なのか、じっくりと向き合うことが求められているように思います。
長期入院に限らず、ソーシャルワークでは、「ご本人は本当にそう思っているのか。」「ご本人の意思は?その意思は本当の意思か?」という問いは常についてまわります。
しかし、ご本人の本当の意思を本当に理解することは出来ないということを自覚して、それでもなお問い続けなければなりません。
ソーシャルワーカーは、煩悶多きものです。
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「○○さん。おかえり。」と言える長期入院精神障害者地域移行になるよう、「地域の資源として出来ること」を考えたいと思います。
厚生労働省ホームページから見え消し版資料です。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000050129.pdf
では、また^^
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