2014年8月31日日曜日

夏休み最終日

暑かったけどぉ、短かったよね。夏。

というセリフよく思い出します。

桑田佳祐氏が監督した「稲村ジェーン」の中に出てきたセリフです。

かれこれ二十数年前になりますね。


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今日7月31日は、夏休み最終日です。

中学生は宿題に追われています。
なぜか、台所でやっているんですよね・・・
じゃまです^^;



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小学生の持ち物「晴雨予報グラス」です。



説明書によると、「ガリレオの弟子トリチェリが17世紀に発明した水銀気圧計の原理を、水に変えて応用したものといわれるゲーテのバロメーターを元に作られています。」という代物らしい。





こんな具合に晴れと雨が予測できると書いてあります。
気圧の変化を見てるんですね。



Amazonで見つけました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-YHO-1-01-%E6%99%B4%E9%9B%A8%E4%BA%88%E5%A0%B1%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9/dp/B0010N72DO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=undefined&sr=8-1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3+%E6%99%B4%E9%9B%A8%E4%BA%88%E5%A0%B1%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9





空気の重さや気圧など使ったりする自由研究するのかしら?と思いきや・・・

水を沸騰させる自由研究してました。

なんでだ?このグラスは・・・?


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でも、この晴雨予報グラス、魅力的なフォルムです。
美しいです。
見てるだけで、ま、いいや。


では、また^^


2014年8月23日土曜日

権利擁護をあらためて考えてきました

全国権利擁護支援ネットワーク(AS-J)が主催する「第2回全国権利擁護支援実践交流会」に参加しました。






ずっと現場で悩み続けていますが、「本人の意思の尊重・自己決定」と「本人の最善の利益」とがぶつかる時がよくあります。

これもずっと考え続けていますが、「本当に本人の意思なのか・・。本人の意思を私たちが分かることは不可能ではないか。」と思う現実があります。

それらに何らかの示唆を得られるだろうかと千葉市まで行ってきました。
会場は千葉県弁護士会館。栃木からは遠かった^^;



主催したのは、全国権利擁護支援ネットワークASNET-JAPANです。
全国で権利擁護に関わる支援団体89カ所が会員となり、権利擁護ネットワークの形成や学び合いなどを行っています。権利擁護手法の普遍化も目指しています。
栃木県で会員になっている団体は、まだありません。(ちょっと寂しかった)

私は、場所と時間が合ったときに、フォーラムなどに参加しています。


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今日学んだことです。

1. 「本人の意思の尊重・自己決定」と「本人の最善の利益」とがぶつかることは当然。支援者が悩むのは当たり前。本人の意思を推測することは、どんな状況でも危険を孕んでいる。権利擁護に絶対唯一の正解はないから、自分が行っている支援を説明できることがまずは大切。

2.権利擁護は意思決定支援。意思決定支援には諸相ある。本人が決めることへの支援。本人に代わって決めること。本人と一緒に決める。集団で決定する、等々。成年後見はラストリゾート。

3.意思決定支援には、「意思形成支援」「意思確認支援」「意思実現支援」の要素がある。

4.世界的な潮流としては、「本人の意思がどのような内容であれ、それを尊重する」



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 思い考えたことです。
 
 権利擁護は、本人が食べたいものを食べたり、しゃべりたい人としゃべるなど、ちょっとした生活の中の願いや思いがかなうことだと考えています。
 それを実現させるのは、成年後見制度では無いんです。最終的に成年後見制度を申立せざるをえない状況がくることはあるでしょう。
 でも、それまでは、本人の意思の元の契約に基づく支援なんだろうと思っています。

 が・・・・
 
 委任契約(任意代理も)には、不安定要素が多いように思います。
 委任契約での支援が、本人の意思に基づき本人の自己決定を保障し、本人の最善の利益に貢献するかどうかは、ソーシャルワーク力にかかっています。
  委任契約でのソーシャルワークは、成年後見制度に比べて圧倒的に守られにくい作りだと思います。
 本人の意思が明確でなかったりわかりにくかったりする人は大勢います。その人たちとソーシャルワークに関する委任契約を適正に締結する指標がほしいと思ったりします。
 本人の契約能力の担保をどうするかは、委任契約を締結してソーシャルワークをしていくのに最も大事な点のひとつだと思います。正直、私が現場で「うぅ?」と首をひねってしまうのもココです。

 そう考えると、家庭裁判所が審判し監督する成年後見制度は、根拠も明確ですし社会的認知度も高まってきたこともあって、安定感を感じます。

 日本で権利擁護=成年後見制度のように思われてしまう一因には、委任契約での本人の契約能力の担保の困難さがあり、ソーシャルワーク現場で使いこなすにはまだまだ不安感があるので、家庭裁判所の介在という安心がある成年後見制度にいかざるを得ないという現実があるように思います。

 とは言え、権利侵害と紙一重である取消権も含めて権限が付与される成年後見制度であっても、現場で被後見人の意思・自己決定を尊重しながら本人の最善の利益を考えることは、常にアンビバレントで悩み揺れながらのソーシャルワークです。
 成年後見制度だろうか委任契約だろうが、本質的にソーシャルワークであることには全く変わりありません。いずれにしろ、本人とその周辺資源や環境への働きかけ方が問われそうです。
 それは、それで、ものすごいコワイことなんですけど^^;



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永遠の課題です。

権利擁護・意思決定支援・アドボケイト・・・
 
今日の実践交流会で、「悩むのが当たり前」と言われてきたので、一生悩みましょう、みんなで。
こんなにたくさんの権利擁護支援実践者たちがいるってことが心強い!!
と、帰路につきました。

 

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しかし、都会のバス本数はすごい。
上三川町のバスの1日分が1時間に走ってるようですねw


 
では、また^^ 




2014年8月17日日曜日

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』鴨志田穣

はやいもので、夏休みも終わりになりましたね。
少し天気が残念だったかな。湿度が高めの1週間でした。

 
我らが上三川町のかんぴょうが、テレビ朝日「相葉マナブ」で放送されましたね~!!!

相葉マナブ(テレビ朝日)公式サイト

見慣れた景色やお顔が全国放送で流れていて、なんだか感動ひとしおでした^^


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この1週間。
私は、なぜか、アルコール依存症関連の本ばかり読んでいました。

漫画家西原理恵子氏の元夫鴨志田穣氏『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』よかったですね。



鴨志田氏が入院した精神科病院アルコール病棟での日常がとても瑞々しく感じられました。

鴨志田氏に別の病気が見つかり、手術をするため外科がある別の病院に入院します。
その後、治療を終え精神科病院に戻ります。
そのとき、他の患者たちから「おっ、帰ってきたか。」「ちょっと太ったか。楽してたな」などと声がかかります。鴨志田氏が大変だったんだよとばかりに手術の縫い傷を見せると、「それくらいの傷、ほとんどの奴ももってるよ。」と、患者たちの傷の見せ合いっこが始まりました。

まるで青春ドラマのようです。
精神科病院アルコール病棟の談話室?ロビー?が、笑い声で包まれてキラキラと輝いて見えるようです。
みんなドロドロとした過去を抱えてお酒に翻弄されている人たちです。だからこそ、酸いも甘いも知っている仲間になれるんだろうなと思ったものです。


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しかし。
アルコール依存症は、美しくない。

それが、とても如実に書かれているとも思いました。
飲み続けていた日々の、鬼ころしで元気になる姿やもれ出た便・・・
アルコール病棟のタバコの煙、オヤジ臭。

かつてアルコール病棟に1歩足を踏み入れたときに感じたゲンナリ感を思い出しました。


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このゲンナリ感と人間味とを同時に味わえるのが『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』でした。 
タバコ。糞尿。ゴミ。臭い。でも、生きることに必死な人たちだったよなと、アルコール依存症な人たちと過ごした時間を思い出したのでした。


明日からお仕事です。また、がんばっていきましょう!
では、また^^







そうそう。
やっと手に入った「クィアジャパンvol3」(2000年発行)。
特集が「魅惑のブス」。

私の座右の銘「いつも心にナンシーを」の故ナンシー関氏とマツコ・デラックス氏、伏見憲明氏の鼎談があります。

本文中に掲載されているナンシーのアップ写真のなんと神々しいこと。泣きました。
久々に見たナンシーの笑顔で、しばらくは、つらいことがあっても乗り越えられそう。












2014年8月10日日曜日

「・・・さん付け」の違和感

私が住む上三川町では、ビュンビュンと大風が吹いたり、ザァーッと強い雨が降ったりとの目まぐるしい天気の変化がありました。
台風の影響ですね。

近くの壬生町や栃木市、鹿沼市では、突風が吹いて屋根が飛ばされた家もあるようです。
被害が少ないことを祈るばかりです。

今日は、月と地球が近づく日のようで、いつもより月が大きく見えるスーパームーンの日だそうです。見えるのでしょうか。


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台風の影響で 、甲子園での高校野球も延期になっていますね。
その高校野球で、少し気になることがありました。

高校野球に出場する選手がインタビューに答えていた時です。
相手高校の名前を「○○高校さん」と、さん付けにしたのです。

「え?」と思いました。違和感を感じました。


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最近、この過剰とも言える「さん付け」が至る所で増えています。

好きなお笑い芸人は誰ですか?と問われて、「ウーマンラッシュアワーさん」と答える人。
夏の歌と言えば誰の曲?と聞かれて、「サザンさんの・・・・」と答える人。
税金のことを知りたくなった時に、「市役所さんに聞いてみよう」と言う人。
隣の課も「総務課さん」。
隣のクラスも「3組さん」。

とにかく、ありとあらゆるものに「さん」が付いてきます。
特に、若い人にこの傾向があるように思います。

なぜなでしょうか?


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同調圧力と雰囲気を壊すことへの必要以上の恐れからきているのではないかと思っています。

みんなと同じでいたい。同じでないと責められる。自分を守るためにも、周りと同じにしなければ。という無言の空気が同調圧力です。
圧力ですから息苦しいものですが、一方で同調がありますから、一人ではない安心感は簡単に手に入ります。 同調圧力から作り上げられた「息苦しいけど友達」と呼ばれるような集団がかなりあるのではないかと思っています。
同調圧力から作り上げられた「友達」は、砂上の楼閣です。ちょっとしたきっかけで、もろく崩れます。とてもナイーブです。
自分が、万が一にも「友達」を崩すちょっとしたきっかけになることをとても恐れいるんだろうと思います。
たとえ、同調圧力から作り上げられた「友達」だとしても、それを崩したら、一人になります。今の若者は、一人になることを、とてもとても恐怖に感じているように映ります。

何でも「さん」を付けることで、「私は敵ではない。」「私は人に気遣いも出来る。」「私は大丈夫。」と表明して、同調圧力とその雰囲気を守っているように見えます。ほんのちょっとしたことで崩れることを知っているから、細かいことにまで気を配ります。
だから、瞬く間に「さん付け」が広がります。特に若い人の間に。
みんな、自分が壊す側になることを同じように恐れているんだと思います。


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昭和時代の栃木県民(50歳以上?60歳以上?)は、宇都宮市の老舗デパート上野百貨店のことを「上野さん」と呼んでいました。
県内随一の百貨店で県民のあこがれの存在だった上野百貨店に親しみと畏敬を込めて呼んでいたようです。


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時代は変わりました。
「上野さん」も今は昔。もう上野百貨店そのものがなくなりました。

そして、今の「さん付け」は、薄い氷のような世の中を何とか安寧に渡りきるために人が得た自己防衛策のひとつなのかもしれません。


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明日は、コンビニさんで朝ご飯を買いビジネスホテルさんで食べてから、ボランティアさんと一緒に利用者さんのご自宅に行ってきましょう。


では、また^^







2014年8月5日火曜日

プチ苦しみの後には・・・

毎日暑いですね・・・
さすがに35度を超えると、思考が閉じそうになりますね。

皆さん。くれぐれも無理しないように体を大事にお過ごしくださいね。


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そんな、暑い日々から少し抜け出そうかと、日光湯元に行ってきました。

湯元に到着した瞬間は「あ、涼しい~」と思いましたが、日差しの強さはそんなに変わらず、日が当たる場所はやっぱり暑かったです。


湯元の源泉の硫黄臭はたまらなくいいにおいでした。

卵のにおいとよく言いますが、鉄さびのにおいに感じました。

小学生のころ、たまに鉄をちょろっとなめていました。時々おいしい鉄に出くわします。少ししびれるようなぬるい味です。
硫黄臭は、そのおいしい鉄の味に似ていました。

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さらなる涼を求めて、標高1496メートルの湯元から、標高1610メートルの切込湖刈込湖までの山道を歩きました。
1時間30分、ほぼ登りです。
少し階段状に整備されているところもあれば、自然そのまま岩と岩のせまい隙間もあり、道途中で落ちている枝を拾い杖代わりにして登った次第です。

湯元から登る場合は、湯元入り口の看板に、誰かが使って置いていってくれた自然の木の枝の杖が立てかかっています。ぜひ、ご利用ください。

登り続ける1時間30分です。苦しい時もあります。
でも、途中、木々の葉っぱのちょっとした違いを見つけたり、冷気が出ている洞窟に顔を近づけて涼んだり、なんだかんだとプチハッピーがありますので、あっという間の1時間30分です。

そして、到着すると、この風景がパアっと広がります。


切込湖刈込湖です。
湖水の透明度と水面に映る山の緑が太陽の光と反射してキラキラしているのです。
歩いてよかった。素直にそう思いました。


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それにしても・・・
「きりこみこかりこみこ」
魅力的な響きです。


では、また^^




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