2014年11月25日火曜日

大阪日帰り旅道中

認定社会福祉士になるためのプログラムにあるスーパービジョンのスーパーバイザーに登録するための登録説明会が大阪でありました。

日帰りで大阪!を往復してきました。


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まずは、いつもの通り、宇都宮線で東京へGO!
不思議なもので、東京へ行くときには、この宇都宮線に乗って上野に到着する1時間30分が「長いな」と感じていたのですが、行き先が大阪だと、東京への道のりがそんなに長く感じないものでした。


途中のターミナル駅のホームで、女性が電車に乗る男性を見送っていました。
恋人にしては少し距離感があるけど、ビジネスとしては2人の感情が交錯している雰囲気がありました。
電車に乗った男性が車内から「あっち行くから」とホームにいる女性に声をかけて車両を移動した時も、男性は2~3回振り返って手を振り、女性はずっと後ろ姿を見続けていました。これから恋人になろうとしている2人だとしたら幸せになってほしいものです。

こういうこと、どうしても気になり、妄想広がってしまうのです。



いよいよ新幹線のぞみです。
広島行きに乗りました。
新大阪行きもその先行きも、かなりまめに走っていて驚きです。
5分間隔で乗れますね。新幹線。

















N700系です。
のぞみです。
3連休の最終日でしたが、難なく自由席に座れました。


















座席が広くて驚き。
ここまで足が伸ばせました。ゆったり行けました。
イスの座り心地もよかったですし。疲れにくいです。

途中停車駅は、品川・新横浜・名古屋・京都です。
名古屋はあっという間に到着した印象でした。
京都から新大阪が以外に長く感じました。















新大阪到着です。
自宅を7時30分前に出て、12時30分前に到着。
5時間の旅です・・・・

登録説明会は14時から。
新大阪から多分30分あれば到着する会場なので、1時間は新大阪でウロウロしようと新幹線を降りたのです。














新大阪駅は、人人人・・・・すご~い人。
ただ歩くだけでも人にぶつかる状態です。


日帰りでも何でも大阪に来たんだから、たこ焼きだけは何としても食べて帰ろうと、並びました。
「たこ家くくる」のたこ焼きを買う列です。
15分くらいで買えたのでホッと一息。













ソースレスにしてもらったたこ焼きです。
ものすごくおいしかった!
トロットロなのです全体が。
粉が違うのでしょうか、こちらで食べるたこ焼きよりクリーミーでとろけるようで出汁の味が濃かったのです。
今まで食べたたこ焼きでだんとつ1番のたこ焼きでした。













もうひとつ。
新大阪駅で食べた明石焼きうどんです。
明石焼きは、たこ焼きより卵がたくさん入っていてふわふわでした。

















やっと登録説明会会場へ向かいました。

これは、大阪環状電車です。
東京で言う山手線だと思うのですが、まるで、特急かゆりかもめのような座席です。
しかも、座シートがふわふわで座り心地がいいのです。

ところ変われば、座席も変わるでした。













そして今日の本番のはじまりです。

スーパービジョンの創世記にいるんだとあらためて実感しました。
スーパービジョンが根付くと社会福祉業界の力アップにつながるのでしょうね。













 
家族の熱烈なリクエストで、たこ焼きをお土産に買いました。
旅行帰りの家族連れがたくさんの新大阪駅。お土産屋さんをぐるっと1周囲むレジ待ちの列でした。合計40分待ってのたこ焼き買いでした。

今回、新大阪駅から会場の天満橋駅まで往復何回か乗り換えしたのですが、電動車いすの人4人とすれ違いました。
月に2~3回は東京に行きますが、それでもそんなにすれ違ったことはありません。
たまたまなのかもしれませんが、西と東は何かが違うのでしょうか?
コミュニティソーシャルワークの成熟度の差なのでしょうか?

なんてことを考えながら帰路につきました。




地元の駅に到着です。22時すぎでした。

約15時間の大阪日帰り旅道中でした。


















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それでは、また^^


一般社団法人社会福祉士事務所にじみるのホームページです。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~nijimiru/

2014年11月23日日曜日

ほぼ日手帳

気がつくと、来週は師走です。

にじみるが本格稼働してから使用していた手持ち方眼ノートも残りわずかとなり、いよいよ「ほぼ日手帳」の使用を開始しました。


 オリジナルの「Otomi(オトミ)」柄です。今年柄ですね。
だいぶ早く注文しておいたので、使いたくて使いたくてムズムズしながら、ずいぶん机で寝かせておりました。

12月からちゃんと書き込めるようになっていますが、12月分の書き込みスペースは1月からの正式使用の半分スペース。
それでも12月からの本格使用が待ち遠しい。

1月からの毎日書き込みページには、ちょっとした読み物もついていて、楽しみすぎ。
その読み物は先に一気に読まずに、1日1ページずつ読んでいくのです。あー毎日が待ち遠しい^^


ですが、今は11月。
11月分を書き込みできるページは用意されていません。苦肉の策で1月からの縦型カレンダーをつぶして使っています。

激動だった1年の終わりと、たぶんさらに激動になるだろう1年のはじまりに、ほぼ日手帳に何と書き込むのか、密かなお楽しみです。

「ほぼ日手帳」のサイトです。
http://www.1101.com/store/techo/2015/detail_cover/c_p_otomi.html

 
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昔から方眼用紙がお好みなのです。
メモ帳も、付箋も、手帳も、レポート用紙も、方眼用紙大好き。

今日、本屋さんに行ったら、「マッキンゼー流の方眼用紙の使い方」的な本が置いてありました。
正式なタイトルは忘れちゃいました。
どんなネタも本になるのですね。タイトルを見ただけなので内容は全くわかりませんが、日本一優秀な頭脳集団マッキンゼーと方眼用紙というだけで興味わきます。



では、また^^



一般社団法人社会福祉士事務所にじみるホームページです。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~nijimiru/
 



2014年10月23日木曜日

とある人と虐待について話しをしました

先日、とある人と高齢者虐待について話しをしました。

その人は、「苦しんでいる人がいるというのは何とかしようと思いますよ。でも、虐待への対応は何としても専門的な知識が必要です。だから、高齢者虐待に関してアドバイスが出来る栃木県虐待対応センターはとてもありがたい取組みです。」と話してくれました。

心からありがたいお話でした。


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高齢者虐待は、家族間のいろいろな歴史や背景があるが故に、「ちょっとくらい虐待が起きても仕方ない」という見方をされることがよくあります。
しかし、高齢者虐待は、家族そのものからの大きなSOSなのです。
虐待を受けている高齢者も、虐待をしている養護者も、苦しくてつらくてどうしようもない現実に身動きが取れなくなっているのです。
家族間にいろいろな歴史があるのは当たり前。そりゃ嫁姑もあるだろうし、不仲もあるでしょう。
それをひっくるめて人間の人生ですから。
それを理由に「虐待されても仕方ない。虐待してもしょうがない。」ということにはならないのです。
すべての人は等しく生きていますから。


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とある人のお話しは、虐待の本質だと思いました。
苦しんでいる人を何とかしようと思う人がいて。一方で、うまくいかない現実もあって。専門的知識もフル活用してチームで虐待に挑もうとして。そして、答えはない・・・。
けれど、虐待は何としてもゼロにしたい。
今、虐待の渦中にいる人を救いたい。

そんな、虐待現場にいるすべての人を愛おしく思ったお話でした。


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栃木では、栃木県弁護士会と(一社)栃木県社会福祉士会とで、栃木県虐待対応センターを設立運営しています。
ご興味ある方は、栃木県社会福祉士会にお問い合わせください。
http://www.tochigi-csw.org/


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では、また^^





2014年9月29日月曜日

フードバンク宇都宮社交ダンスパーティ

気がつけば、今年度も半分終了。
走っていたような気もします。
シーソーに乗っているような気もします。

どんな後半戦が待っているのでしょうか^^


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フードバンクチャリティ社交ダンスパーティのお手伝いに行ってきました。
とちぎボランティアネットワークがやっている「フードバンク宇都宮」です。
http://www.tochigivnet.com/

会場は、宇都宮市立南図書館サザンクロスホール。
社交ダンス好きな人たちが100人を超えて集まりました。

その方たちに、社交ダンスを楽しんでもらいながらフードバンク活動を知ってもらい、なおかつ食品1品ご寄付いただくという1粒で3度おいしい企画。
企画立案した年齢不詳のスタイル抜群アイドル並の美しさを持つボランティアさんに拍手喝采です。

皆さんからいただいたフードバンクへの食品の一部です。中には、素敵なお衣装と高いヒールでお米を1袋持ってきてくださった方もいらっしゃいました。
みなさんありがとうございます。

・・・


参加者の皆さんの背筋がピンとした立ち姿。美しすぎでした。頭の上からひもで引っ張られているようでした。そして鍛えている肉体美。思わず見入っちゃいました。
皆さん、ダンサーでしたね。

きらびやかなヒラヒラしたセクシー衣装とムーディな音楽。見知らぬ異性と手をたずさえリズムに身を任せる。私には一生縁のない世界だと思っていましたが、少しだけ間近で「社交ダンス」を見て感じて驚いて刺激的な1日でした。



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11月8日9日には、宇都宮から日光までの56.7㎞をみんなで歩くフードバンクチャリティウォークがあります。
ご興味ある方、ぜひ、ご参加ください。
7㎞から8㎞のコースもありますし、寄付で応援コースもあります。




では、また^^


2014年9月23日火曜日

医療観察法

ひょんなことから、医療観察法の指定入院医療機関を見ました。
高い金網で囲まれ、どうしても、ものものしさを感じてしまいます。

そして、久しぶりに医療観察法(心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律)のことを考えました。


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医療観察法が施行されて数年たったころ、医療観察法の通院に関わる人と接する機会がありました。そのときに印象に残ったのは、関わる人々の信頼関係の深さでした。人々誰もが真剣に一人の人生に向き合っていたと感じました。

医療観察法は施行当初から様々な否定的な意見が数多くありましたが、通院に関わる人たちと接したことで、私は、医療観察法にも一筋の光があるのではないかとも思ったのです。


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それからしばらくたちました。

医療観察法の指定入院医療機関を見ました。
そう簡単に一筋の光なんてあるものではないなというのが率直な感想です。
いろいろな考え方はありますが、医療観察法は精神障害者を隔離収容する法律なのです。
再犯のおそれは精神障害者だけに限らないのですが、精神障害者という理由で隔離収容の対象となるということには、やはり歪みを感じます。


・・・


法律に命を吹き込むのも、法律を正すのも人間だなと。
そんなことを考えたりもしました。

医療観察法について勉強できるサイトです。
http://www.kansatuhou.net/index.html


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では、また^^





2014年9月21日日曜日

多職種連携危険予知管理者レベル1

9月20日に、「思考スキームに基づいた多職種連携危険予知管理者研修」(主催:一般社団法人知識環境研究会多職種連携危険予知管理者資格認定協議会)に参加してきました。
http://www.ackk.org/


私以外の参加者のほとんどが看護師などの医療職で、福祉施設や病院などでの医療職と介護職の連携に主眼を置いた研修となっていました。

私はと言うと、高齢者虐待対応をする上での連携に潜む危険は何から起きるのか、それを克服する方法は何かあるのかという思いで参加しましたので、出発点は多少ずれていた感はありましたね。

専門職はその専門職の世界観というべきディシプリンを持っています。
そのディシプリンが「感覚の違い」「視点の違い」などの多職種協働現場で壁にもなります。
その壁をいかに低くして協働できるかを認知工学の専門家や福祉・医療の現場での多職種連携の研究者などから学びました。

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午前中の座学での「思考スキームに基づいた多職種連携危険予知」についての基本レクチャーの時間は、相当勉強になりました。

労災の世界でのKYT(危険予知トレーニング)と、サービス業である福祉業界のKYTは、根本的に全く別物として取扱い必要があるとの説明の中で、「サービス科学」という研究分野を初めて認識しました。
サービス(支援)提供の価値判断は連続性を持つサービス(支援)提供のすべてのものに影響されるので、そのすべてが危険予知の対象となるというのです。

ものを完成させる工場では、ものをしっかりと完成させるためにKYTで危険を回避すればいいのですが、サービス業は、提供側だけでなく受け手側の状態によっても、商品であるサービス行為そのものが変化するので、一口に危険予知といっても、その状況に大きく左右されます。

サービス(支援)の提供と消費という行為を掘り下げたいなと感じたのでした。



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午後はグループワークです。

基本はKJ法からのグルーピングマップ作成でした。
ひとつの事実を見て、どのような根拠を持ちどのような行為を行うかをふせんに書きます。
同じ事実を見ても、人それぞれ、やる行為もその行為をした根拠も違いました。

そこをどううめて協働していくか。
それは、KJ法しかりですが・・・。今、やった行為はどのような根拠から行ったのか、しっかりと見える化して客観的に話し合いをすることでした。


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日本社会福祉士会が生み出した高齢者虐待対応帳票をしっかりと使い込むことで、虐待という事実に対し、どの職種はどのような根拠や思いを持って対応したのか、それにより得られた情報・得られなかった情報をもとに多職種でアセスメントして役割分担するという、多職種協働に有効なだとあらためて感じいったのです。


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今日の研修で、「多職種連携危険予知管理者レベル1」の認定を受けてきました。
レベル12まであるそうです・・・・






では、また^^















2014年9月9日火曜日

にじみる事務所

数ヶ月前に、庭の梅の木を移動しました。

その梅の木が枯れてしまったように見えて、不安でたまらないミヒャエルです。


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今日は、私たちの社会福祉士事務所にじみるの事務所紹介です。

にじみるは、栃木県上三川町にある 「ビジネスホテル滝」 の3階に事務所をかまえています。






たくさんの方がお泊まりしているホテルです。
近くの工場で作業している方、外国からいらした方。いろいろな事情でホッと一息つくためにお泊まりしている方。様々な人がいらっしゃいます。

駐車場には、「にじみる」ステッカーが貼ってある車が最大3台止まることがあります。
「にじみる」ステッカーの作りや色は1台1台違います。

「にじみる」スッテカーが貼ってある3台すべての車を見た方には幸運が訪れる☆との噂です。
ぜひ、探してみてください。見かけたら、手を振ってくださいね^^


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事務所の入り口では、ミヒャエル元同僚のヘルパーさんが作ってくださった看板がお出迎えしています。
毎日、ちょこっと言葉も書いています。




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入り口を入ります。
靴を脱いで、置いてあるスリッパをどうぞ。

そこにはロビーがあります。
気軽に自由にくつろげるロビーです。

ちょっとしたお話はここですることもできます。
夕方から夜は、お泊まりしている方が楽しくお話する姿もお見かけしますね。


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さあ。ここから階段を上ります。
事務所は、3階です。エレベーターはありません。
自然に運動不足を解消できます!

お疲れ様です。3階にあがると、一番手前が事務所です。
在室しているときは、だいたいドアが開いています。
お気軽にのぞいてください。




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事務所の中です。



狭いながらも機能的な空間になっているのではないかと・・・自画自賛です。

今まで最も人数が入ったのは~

6人です!!

机を真ん中に置いて対面式で6人で会議をしました。
熱い議論になりましたね。

ビバ!狭小事務所!!!


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おまけ。
事務所のあるビジネスホテル滝の前は、しらさぎ公園としらさぎ神社です。
美しい緑が広がっています。
晴れた日は、青い空と緑がキラキラと光っています。


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もひとつおまけ。
駐車場には、「絆食堂」があります。
激安で激うまです。
70歳以上の方は30%オフという。あれ以上安くなるのかぁ
お昼時、かなり混んでます。
こちらも、ぜひ、一度おいでください。


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にじみる一同、みなさんのお越しをお待ちしています。

では、また^^

2014年8月31日日曜日

夏休み最終日

暑かったけどぉ、短かったよね。夏。

というセリフよく思い出します。

桑田佳祐氏が監督した「稲村ジェーン」の中に出てきたセリフです。

かれこれ二十数年前になりますね。


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今日7月31日は、夏休み最終日です。

中学生は宿題に追われています。
なぜか、台所でやっているんですよね・・・
じゃまです^^;



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小学生の持ち物「晴雨予報グラス」です。



説明書によると、「ガリレオの弟子トリチェリが17世紀に発明した水銀気圧計の原理を、水に変えて応用したものといわれるゲーテのバロメーターを元に作られています。」という代物らしい。





こんな具合に晴れと雨が予測できると書いてあります。
気圧の変化を見てるんですね。



Amazonで見つけました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-YHO-1-01-%E6%99%B4%E9%9B%A8%E4%BA%88%E5%A0%B1%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9/dp/B0010N72DO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=undefined&sr=8-1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3+%E6%99%B4%E9%9B%A8%E4%BA%88%E5%A0%B1%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9





空気の重さや気圧など使ったりする自由研究するのかしら?と思いきや・・・

水を沸騰させる自由研究してました。

なんでだ?このグラスは・・・?


・・・・

でも、この晴雨予報グラス、魅力的なフォルムです。
美しいです。
見てるだけで、ま、いいや。


では、また^^


2014年8月23日土曜日

権利擁護をあらためて考えてきました

全国権利擁護支援ネットワーク(AS-J)が主催する「第2回全国権利擁護支援実践交流会」に参加しました。






ずっと現場で悩み続けていますが、「本人の意思の尊重・自己決定」と「本人の最善の利益」とがぶつかる時がよくあります。

これもずっと考え続けていますが、「本当に本人の意思なのか・・。本人の意思を私たちが分かることは不可能ではないか。」と思う現実があります。

それらに何らかの示唆を得られるだろうかと千葉市まで行ってきました。
会場は千葉県弁護士会館。栃木からは遠かった^^;



主催したのは、全国権利擁護支援ネットワークASNET-JAPANです。
全国で権利擁護に関わる支援団体89カ所が会員となり、権利擁護ネットワークの形成や学び合いなどを行っています。権利擁護手法の普遍化も目指しています。
栃木県で会員になっている団体は、まだありません。(ちょっと寂しかった)

私は、場所と時間が合ったときに、フォーラムなどに参加しています。


・・・・・・


今日学んだことです。

1. 「本人の意思の尊重・自己決定」と「本人の最善の利益」とがぶつかることは当然。支援者が悩むのは当たり前。本人の意思を推測することは、どんな状況でも危険を孕んでいる。権利擁護に絶対唯一の正解はないから、自分が行っている支援を説明できることがまずは大切。

2.権利擁護は意思決定支援。意思決定支援には諸相ある。本人が決めることへの支援。本人に代わって決めること。本人と一緒に決める。集団で決定する、等々。成年後見はラストリゾート。

3.意思決定支援には、「意思形成支援」「意思確認支援」「意思実現支援」の要素がある。

4.世界的な潮流としては、「本人の意思がどのような内容であれ、それを尊重する」



・・・・・・


 思い考えたことです。
 
 権利擁護は、本人が食べたいものを食べたり、しゃべりたい人としゃべるなど、ちょっとした生活の中の願いや思いがかなうことだと考えています。
 それを実現させるのは、成年後見制度では無いんです。最終的に成年後見制度を申立せざるをえない状況がくることはあるでしょう。
 でも、それまでは、本人の意思の元の契約に基づく支援なんだろうと思っています。

 が・・・・
 
 委任契約(任意代理も)には、不安定要素が多いように思います。
 委任契約での支援が、本人の意思に基づき本人の自己決定を保障し、本人の最善の利益に貢献するかどうかは、ソーシャルワーク力にかかっています。
  委任契約でのソーシャルワークは、成年後見制度に比べて圧倒的に守られにくい作りだと思います。
 本人の意思が明確でなかったりわかりにくかったりする人は大勢います。その人たちとソーシャルワークに関する委任契約を適正に締結する指標がほしいと思ったりします。
 本人の契約能力の担保をどうするかは、委任契約を締結してソーシャルワークをしていくのに最も大事な点のひとつだと思います。正直、私が現場で「うぅ?」と首をひねってしまうのもココです。

 そう考えると、家庭裁判所が審判し監督する成年後見制度は、根拠も明確ですし社会的認知度も高まってきたこともあって、安定感を感じます。

 日本で権利擁護=成年後見制度のように思われてしまう一因には、委任契約での本人の契約能力の担保の困難さがあり、ソーシャルワーク現場で使いこなすにはまだまだ不安感があるので、家庭裁判所の介在という安心がある成年後見制度にいかざるを得ないという現実があるように思います。

 とは言え、権利侵害と紙一重である取消権も含めて権限が付与される成年後見制度であっても、現場で被後見人の意思・自己決定を尊重しながら本人の最善の利益を考えることは、常にアンビバレントで悩み揺れながらのソーシャルワークです。
 成年後見制度だろうか委任契約だろうが、本質的にソーシャルワークであることには全く変わりありません。いずれにしろ、本人とその周辺資源や環境への働きかけ方が問われそうです。
 それは、それで、ものすごいコワイことなんですけど^^;



・・・・・


永遠の課題です。

権利擁護・意思決定支援・アドボケイト・・・
 
今日の実践交流会で、「悩むのが当たり前」と言われてきたので、一生悩みましょう、みんなで。
こんなにたくさんの権利擁護支援実践者たちがいるってことが心強い!!
と、帰路につきました。

 

・・・・・


しかし、都会のバス本数はすごい。
上三川町のバスの1日分が1時間に走ってるようですねw


 
では、また^^ 




2014年8月17日日曜日

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』鴨志田穣

はやいもので、夏休みも終わりになりましたね。
少し天気が残念だったかな。湿度が高めの1週間でした。

 
我らが上三川町のかんぴょうが、テレビ朝日「相葉マナブ」で放送されましたね~!!!

相葉マナブ(テレビ朝日)公式サイト

見慣れた景色やお顔が全国放送で流れていて、なんだか感動ひとしおでした^^


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この1週間。
私は、なぜか、アルコール依存症関連の本ばかり読んでいました。

漫画家西原理恵子氏の元夫鴨志田穣氏『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』よかったですね。



鴨志田氏が入院した精神科病院アルコール病棟での日常がとても瑞々しく感じられました。

鴨志田氏に別の病気が見つかり、手術をするため外科がある別の病院に入院します。
その後、治療を終え精神科病院に戻ります。
そのとき、他の患者たちから「おっ、帰ってきたか。」「ちょっと太ったか。楽してたな」などと声がかかります。鴨志田氏が大変だったんだよとばかりに手術の縫い傷を見せると、「それくらいの傷、ほとんどの奴ももってるよ。」と、患者たちの傷の見せ合いっこが始まりました。

まるで青春ドラマのようです。
精神科病院アルコール病棟の談話室?ロビー?が、笑い声で包まれてキラキラと輝いて見えるようです。
みんなドロドロとした過去を抱えてお酒に翻弄されている人たちです。だからこそ、酸いも甘いも知っている仲間になれるんだろうなと思ったものです。


・・・・・・


しかし。
アルコール依存症は、美しくない。

それが、とても如実に書かれているとも思いました。
飲み続けていた日々の、鬼ころしで元気になる姿やもれ出た便・・・
アルコール病棟のタバコの煙、オヤジ臭。

かつてアルコール病棟に1歩足を踏み入れたときに感じたゲンナリ感を思い出しました。


・・・・・・


このゲンナリ感と人間味とを同時に味わえるのが『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』でした。 
タバコ。糞尿。ゴミ。臭い。でも、生きることに必死な人たちだったよなと、アルコール依存症な人たちと過ごした時間を思い出したのでした。


明日からお仕事です。また、がんばっていきましょう!
では、また^^







そうそう。
やっと手に入った「クィアジャパンvol3」(2000年発行)。
特集が「魅惑のブス」。

私の座右の銘「いつも心にナンシーを」の故ナンシー関氏とマツコ・デラックス氏、伏見憲明氏の鼎談があります。

本文中に掲載されているナンシーのアップ写真のなんと神々しいこと。泣きました。
久々に見たナンシーの笑顔で、しばらくは、つらいことがあっても乗り越えられそう。












2014年8月10日日曜日

「・・・さん付け」の違和感

私が住む上三川町では、ビュンビュンと大風が吹いたり、ザァーッと強い雨が降ったりとの目まぐるしい天気の変化がありました。
台風の影響ですね。

近くの壬生町や栃木市、鹿沼市では、突風が吹いて屋根が飛ばされた家もあるようです。
被害が少ないことを祈るばかりです。

今日は、月と地球が近づく日のようで、いつもより月が大きく見えるスーパームーンの日だそうです。見えるのでしょうか。


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台風の影響で 、甲子園での高校野球も延期になっていますね。
その高校野球で、少し気になることがありました。

高校野球に出場する選手がインタビューに答えていた時です。
相手高校の名前を「○○高校さん」と、さん付けにしたのです。

「え?」と思いました。違和感を感じました。


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最近、この過剰とも言える「さん付け」が至る所で増えています。

好きなお笑い芸人は誰ですか?と問われて、「ウーマンラッシュアワーさん」と答える人。
夏の歌と言えば誰の曲?と聞かれて、「サザンさんの・・・・」と答える人。
税金のことを知りたくなった時に、「市役所さんに聞いてみよう」と言う人。
隣の課も「総務課さん」。
隣のクラスも「3組さん」。

とにかく、ありとあらゆるものに「さん」が付いてきます。
特に、若い人にこの傾向があるように思います。

なぜなでしょうか?


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同調圧力と雰囲気を壊すことへの必要以上の恐れからきているのではないかと思っています。

みんなと同じでいたい。同じでないと責められる。自分を守るためにも、周りと同じにしなければ。という無言の空気が同調圧力です。
圧力ですから息苦しいものですが、一方で同調がありますから、一人ではない安心感は簡単に手に入ります。 同調圧力から作り上げられた「息苦しいけど友達」と呼ばれるような集団がかなりあるのではないかと思っています。
同調圧力から作り上げられた「友達」は、砂上の楼閣です。ちょっとしたきっかけで、もろく崩れます。とてもナイーブです。
自分が、万が一にも「友達」を崩すちょっとしたきっかけになることをとても恐れいるんだろうと思います。
たとえ、同調圧力から作り上げられた「友達」だとしても、それを崩したら、一人になります。今の若者は、一人になることを、とてもとても恐怖に感じているように映ります。

何でも「さん」を付けることで、「私は敵ではない。」「私は人に気遣いも出来る。」「私は大丈夫。」と表明して、同調圧力とその雰囲気を守っているように見えます。ほんのちょっとしたことで崩れることを知っているから、細かいことにまで気を配ります。
だから、瞬く間に「さん付け」が広がります。特に若い人の間に。
みんな、自分が壊す側になることを同じように恐れているんだと思います。


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昭和時代の栃木県民(50歳以上?60歳以上?)は、宇都宮市の老舗デパート上野百貨店のことを「上野さん」と呼んでいました。
県内随一の百貨店で県民のあこがれの存在だった上野百貨店に親しみと畏敬を込めて呼んでいたようです。


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時代は変わりました。
「上野さん」も今は昔。もう上野百貨店そのものがなくなりました。

そして、今の「さん付け」は、薄い氷のような世の中を何とか安寧に渡りきるために人が得た自己防衛策のひとつなのかもしれません。


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明日は、コンビニさんで朝ご飯を買いビジネスホテルさんで食べてから、ボランティアさんと一緒に利用者さんのご自宅に行ってきましょう。


では、また^^







2014年8月5日火曜日

プチ苦しみの後には・・・

毎日暑いですね・・・
さすがに35度を超えると、思考が閉じそうになりますね。

皆さん。くれぐれも無理しないように体を大事にお過ごしくださいね。


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そんな、暑い日々から少し抜け出そうかと、日光湯元に行ってきました。

湯元に到着した瞬間は「あ、涼しい~」と思いましたが、日差しの強さはそんなに変わらず、日が当たる場所はやっぱり暑かったです。


湯元の源泉の硫黄臭はたまらなくいいにおいでした。

卵のにおいとよく言いますが、鉄さびのにおいに感じました。

小学生のころ、たまに鉄をちょろっとなめていました。時々おいしい鉄に出くわします。少ししびれるようなぬるい味です。
硫黄臭は、そのおいしい鉄の味に似ていました。

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さらなる涼を求めて、標高1496メートルの湯元から、標高1610メートルの切込湖刈込湖までの山道を歩きました。
1時間30分、ほぼ登りです。
少し階段状に整備されているところもあれば、自然そのまま岩と岩のせまい隙間もあり、道途中で落ちている枝を拾い杖代わりにして登った次第です。

湯元から登る場合は、湯元入り口の看板に、誰かが使って置いていってくれた自然の木の枝の杖が立てかかっています。ぜひ、ご利用ください。

登り続ける1時間30分です。苦しい時もあります。
でも、途中、木々の葉っぱのちょっとした違いを見つけたり、冷気が出ている洞窟に顔を近づけて涼んだり、なんだかんだとプチハッピーがありますので、あっという間の1時間30分です。

そして、到着すると、この風景がパアっと広がります。


切込湖刈込湖です。
湖水の透明度と水面に映る山の緑が太陽の光と反射してキラキラしているのです。
歩いてよかった。素直にそう思いました。


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それにしても・・・
「きりこみこかりこみこ」
魅力的な響きです。


では、また^^




2014年7月31日木曜日

マジョリンとフードバンクと・・・

毎年楽しみにしている劇団四季ファミリーコンサートが、本日、宇都宮市の総合文化センターで開催されました。

もちろん見に行きました!

今回は、「魔法をすてたマジョリン」です。

会場全員で「君の手と~僕の手を~ かたくにぎり わけあおう 僕たちの 心のむくもりを~」
と歌います。
劇団四季と、はもれる絶好の機会。本気で歌ってきました。

ファミリーコンサートならではの帰り際の演者さんとの握手や写真撮影。演者さんの美しさに引き寄せられますね。


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マジョリンの開演前に、私と子どもたちと3人で宇都宮の街を歩いていました。
 (8010パレットのフルーツクリームサンド食べちゃいました^^)

平日でも夏休みだからか、けっこうな人が歩いていたんですね。
宇都宮駅前から続く大通りですし、今週末のお祭りにむけて提灯なども飾ってあり、夏の活気がある時期だからかもしれません。


そんな人の多い歩道で、私は、突然、前から来た人に声をかけられました。

「フードバンクはどこですか?」

その人はどこかで印刷してもらったであろう小さな地図が載っているA4の紙を持って歩いていました。

その人と一緒に、大通りからフードバンクへ入る曲がり角を曲がり、とちぎボランティアネットワークの建物が見えるところまで一緒に行きました。


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フードバンクは、「日本では毎年500万トン~800万トンもの食べ物が、まだ安全に食べられるにも関わらず廃棄されています(食品ロス)。一方で、日本には貧困線以下の生活を強いられている人が数十万人います。フードバンクは、そうした食べ物を生活困窮世帯など支援を必要とする人たちに運び、有効に使ってもらう運動です。」と、認定NPO法人とちぎボランティアネットワークのホームページに書いてあります。
http://www.tochigivnet.com/フードバンク宇都宮/

 
栃木県のフードバンクは、とちぎボランティアネットワークが運営しています。
http://www.tochigivnet.com/  (←通称VネットのURL)


多くの方から食品を寄付いただき、いろいろな方に配布しています。
食べていない人に対して直接的に今すぐ食べるものを届けるフードバンクの活動が、ただただ好きです。魅力的です。集う人たちも魅力的です。
 
私は、たまたま、認定NPO法人とちぎボランティアネットワークの会員だったり、フードバンク活動に参加することがあったりで、「フードバンク」という言葉になじみがありました。

「フードバンクどこですか?」と聞かれても、すぐ分かったし、案内もできました。
ついでに、その人の名前を聞いてフードバンクに「今行くよ」と連絡しちゃいました。


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でも、もし私の隣を歩いている人に「フードバンクどこですか?」と聞いたとしたら、たどり着いたのだろうか。と、はたと考えてしまいました。
宇都宮市と栃木県と、まったく関係のない人が来るのも、フードバンクです。

ひとりでも多くの人に知ってもらうことが大事なんですね。
分かりやすい目印を考えることも大事なんですね。
合わせて、案内の仕方をより詳しく丁寧にすることが必要なのだろうなと、自分の仕事を振り返りつつ考えました。知らない人に分かるように説明できる技、磨きたいものです。


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そんな情景の一部始終を見ていたうちの子供たちのセリフ。

「ママは知ってそうだって空気だったんだね。」

どういう空気かは今一つわかりませんが、そういう空気が出てるとしたら、とっても嬉しいと思う今日この頃です。


そして、フードバンクを知っている人にダイレクトに声をかけた!という”パワー”と”運”を持っている通りすがりのあの人に幸多からんことを願い・・・・



では、また^^





















 

2014年7月27日日曜日

旧から新へ

昨日今日の2日間は「独立型社会福祉士養成研修」に参加し、東京を往復しました。

研修会場がお台場だったので、栃木では味わえない潮の香りのする湿った風と強い日差しを浴び続けた道中でした。グッタリしました。


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そこで。ピピッと思いつきました。

「荷物が重いんだ。カバンを変えよう。」


昔から私の持つカバンは重いのです。いいえ。カバンが重くないと落ち着きません。今のカバンは、鬼太郎のちゃんちゃんこ柄で、肩にかけるズタ袋タイプ。7~8年使っています。
年に数回しか使わない物も、山のように入っています。
ホッチキス(+針)、セロハンテープ、はさみ、のり、修正テープ、ふせん3種類、ハンコ、朱肉、レポート用紙、ノート、ペンケース、頭痛薬、胃薬、痛み止め、風邪薬、QPコーワ、ヘアスプレー、いろいろ資料が入っているビニルケース4袋・・・・・いつもカバンに入っているものの一部です。

この荷物に書類等が加わると、肩にズッシリきます。


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新しく一般社団法人社会福祉士事務所にじみるをスタートしてから、さらにカバンが重くなりました。
なんやかんやと持ち歩く書類の量が増えました。 自宅と事務所と両方で仕事をしているからでしょうね。
このカバン以外の荷物を持つ機会も格段に増えましたし。パソコンやら買ってきた文房具やら・・・


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「リュックにしよう!」
思い立ちました。

これからの仕事・出勤は、リュックにします。
研修から帰ってきて、すぐFKDインターパークに買いに行っちゃいました。

思い立ったが吉日です。
 まるで登山に行くような格好になりそうですが、これで重い荷物も肩にくいこまず楽に持てそうです。

両手も空くので、別の荷物も持ち放題です。


明日の出勤が楽しみになっている今日のミヒャエルでした。



私の重い荷物にも文句ひとつ言わず、黙って耐えて苦楽を共にしてくれた鬼太郎ちゃんちゃんこ柄のズタ袋カバンに・・・「長い間、どうもありがとう!」



では、また。







2014年7月21日月曜日

中2ってやつは

毎日、暑いですね。
にじみる社会福祉士ミヒャエルです。


にじみるのある栃木県も、もうすぐ梅雨明けの気配です。
さらに暑さが増しそうです。

そう言えば、私が就職したばかりのころ、上三川町あたりでは気配のことを「けんぷら」と言うんだと教わりました。
語源はまったく不明ですが、「そんなけんぷらもねえよ」とか使うらしいです。
確かに、地域のおじちゃまたちが使っていました。


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少しだけプライベートのお話におつきあいください。


今日7月21日は、私の中学2年生の娘が大大大好きなアイドルグループ「DISH//」が、お隣の茨城県ひたちなか市のWonderGooひたちなか店で握手会イベントを開く日なのです。





当初、娘は、「高校生の先輩と2人で電車で行ってくる!」と張り切っていました。
大人なしで県外に行ったことがなかったので、正直親もドキドキしてました。

が、その高校生の先輩が部活になってしまい、娘と一緒に行けなくなってしまったのです。

娘は「ひとりで行く。」と言います。
親は「さすがにひとりは心配。一緒に行くよ。」と応酬。
娘「なんで、DISH//に会いに行くのに、親と行かなくちゃいけないの!」
親「はじめて行くイベントなんだから、誰か大人と一緒に行かなくちゃ。」
娘「大人なんて 誰も信頼できないし。大人となんて行きたくない!」

う~ん。なんてステキな中2発言!!
大人への嫌悪感もありながら、でもまだ自分にそんなに自信も持てない。でも親と一緒でない自分だけの時間を持ちたい!
そんな中学2年生のアンビバレントな心模様を痛いほど感じたのです。


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結局、今日の「DISH//」のイベントに、娘と親と一緒に行きました。
イベント会場に到着してからは、娘と一緒にいないようにして遠くから娘の様子を見ることにしました。

一人になった娘はイベント参加券を買うのもビクビク。
握手会の列に並ぶのもおっかなびっくり。
DISH//が登場しても直立不動。

「おいおい。一人で行く!!って言っていた勢いはどうしたんだよ。」と思わず苦笑いです。
「まだまだ一人じゃダメじゃないか、中学2年生。」とツッコミたくなりました。


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と、思っていたら・・・

「!」

娘がイベント会場に来ていたDISH//のファンの子たち(スラッシャーと言うらしいです)と立位車座になり話をしているではありませんか。

どしたどした?
なんだなんだ?

なんと、娘はtwitterでスラッシャーたちに呼びかけたというのです。
そして、twitter仲間スラッシャーがそれに応えて、突如のプチオフ会が実現したようです。
娘はすべてのtwitter仲間スラッシャーたちと初対面だったそうですが、まったく臆せずの様子。


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今日は、中学2年生の圧倒的な底力を見せつけられました。

親が抱いている心配は、昭和的な心配なのかもしれません。
もちろん心配があることには違いないですし、娘も不安を感じているのも間違いないでしょう。

でも、娘は、不安を持ちながらも、自分たち世代の自分たちの人生をしっかり生きていました。

かつて佐野元春の「つまらない大人にはなりたくない」や尾崎豊の「この支配からの卒業」などを聞いていた昭和な私も、大人にザラッとした拒否感を感じていました。
この感覚は思春期の誰にでもある感覚なのでしょう。
今も昔も、この感覚は同じのようです。
でも、その先の歩みが違っているようです。
今後いろいろな苦境に立たされた時の娘たち世代の乗り越え方は、私たち昭和世代の想像をはるかに超えているんだろうなと思います。

若い世代は頼もしいと思います。
弱さと強さとしなやかさとを持った今の若者はあっぱれです。

もっともっと若者を大事にする社会にならないと、本当にもったいない!
 

では、また^^





2014年7月14日月曜日

大田原市社会福祉協議会心配ごと相談員研修

7月9日、大田原市社会福祉協議会からご依頼いただき、心配ごと相談員研修に行ってきました!





主に、相談場面での話しの聴き方を中心に、相談場面で使いやすいちょっとしたテクニックをお伝えしました。


うなずき・あいづちのバリエーションを増やすグループワークを行いました。

グループで1人が話し手さんになり、その他の人はうなずき・あいづちで話し手さんがドンドン話しをしたくなるようにリアクションするというものです。

話し手1人に、あいづちが5~6人から入りますので、少々話しずらいかな~との心配は全く不要でした。



皆さん、たっくさんお話してくださり、うなずき・あいづちもとっても豊か!!
グループそれぞれがたっくさんの笑い声でつつまれました。

その後も、ちょっとした面接技術の基本を確認しながら、グループみんなで話して聴いて笑って気づいてのグループワークを行いました。







心配ごと相談員さんは、ふだんからいろいろな相談をきちんと受けとめてくれています。
今回の研修は、そんな相談員さんをねぎらいたいという裏意味もありました。
だから、楽しく笑ってなごやかに気持ちよく、でも学びもあるという時間を目指しました。



では、また^^





2014年7月8日火曜日

55歳からのハローライフ

NHK土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」(21時から22時)を、楽しみに見ています。

村上龍原作の1話完結の全5話ドラマ。すべてのドラマが連結されています。
 
今週の土曜日に最終回となります。

詳しくは、NHKドラマサイトをご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/dodra/hellolife/


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第1話は、早期退職した夫が、妻とキャンピングカーで旅をしたいと思い描くも撃沈。妻は趣味の絵描きで忙しく、2人の子どもたちには再就職をすすめられる。もちろん、すぐに就職は見つからない。
というストーリーでした。
第2話は、広告代理店を定年退職した夫と、夫が疎ましくなり犬を飼う妻(多分専業主婦)、海外にいる息子。飼っている犬を通じて夫婦が理解しあっていくというストーリー。

普通によくある家族のように見えて、今となっては実は幻想のような幸せ形家族。ここまで生活に苦せずにいられることは、今じゃ想像さえ出来ません。
そりゃ、夫にも妻にもいろいろ不満があるだろうけど、それだけの生活が継続できるんだから仲良くやってくださいな。と、ツッコミを入れたくなるものでした。



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第3話は、現実と幻想の中間点でした。
主人公は、定年退職した夫と離婚した女性。一人暮らしとなり、スーパーのマネキンとして働くシーンには女性のリアル感が漂います。一方で、その女性が登録した結婚相談所でのカウンセリングシーンは、あたり一面真っ白の壁に、白い花が飾られているだけ。まったくの非日常空間です。

結婚すること(家族を作ること)に抱く期待は幻想で、スーパーでマネキンをしている一人の自分が現実であることを受け入れるための3話だと感じました。


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そして、先日の第4話。
結婚歴がなく、運送会社のトラックドライバーとして勤務する一人暮らしの男性が主人公です。
ひょんなことからひとりの女性とほんの少しの交流がはじまり、あっという間に終わります。
この男性は、女性との交流に悶々と悩みます。ある日、シャワーを浴びながら、「会いたい。さみしいんだ。」と自分の気持ちに気づき泣きます。
「本当のことは誰にも言わない。本当のことは誰も言ってくれない。」とも言っています。

第4話は、私にとって、すぐ隣の現実でした。
さみしくてつらくて仕方ないけど、一人で生きていく。できるだけ、つらい気持ちには蓋をしておきたいけど、蓋はいつか開いてしまう。
そんな人とたくさん出会いました。これからもそういう人と出会っていくんだと思いました。
愛おしいものです。


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人の階層を行き来するのは、難儀なのかもしれません。

1話2話の家族と4話の男性は、すれ違うことはあっても、交わることは難しそうです。

それも、また、現実です。(いや、ドラマですが・・・^^;)


今週土曜日の最終回で、階層の行き来の可能性の一端でも垣間見られたら、どんなにうれしいことでしょう。


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では、また^^











2014年7月4日金曜日

精神障害者の地域移行について思うこと

にじみる社会福祉士ミヒャエルです。


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 7月1日に第4回長期入院精神障害者の地域移行検討会が開催されました。

「不必要になる病床の有効活用」などがうたわれ、結局、入院していた病院から退院という形をとって、病院と同敷地にある(病棟が不必要になり有効活用された)居住の場に移るだけで、生活は何も変わらないのではないかという議論があちらこちらでされていました。


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今回の資料見え消し版を見ると、数々の加筆修正がされています。

たくさん出てくる「本人の意向を最大限に尊重」。
まったくその通り。本人の思いを何より大事にしたいです。

でも。長期入院していた人って・・・・
パワレスになっていないかな。
「退院なんてできっこないよ」って思ったりしちゃわないかな。
「地域」をイメージできてるかな。
・・・・とっても心配です。 

 今ご本人が持っている意向が、魂から生み出される本当の意向なのか、じっくりと向き合うことが求められているように思います。


長期入院に限らず、ソーシャルワークでは、「ご本人は本当にそう思っているのか。」「ご本人の意思は?その意思は本当の意思か?」という問いは常についてまわります。
しかし、ご本人の本当の意思を本当に理解することは出来ないということを自覚して、それでもなお問い続けなければなりません。
ソーシャルワーカーは、煩悶多きものです。


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「○○さん。おかえり。」と言える長期入院精神障害者地域移行になるよう、「地域の資源として出来ること」を考えたいと思います。


 厚生労働省ホームページから見え消し版資料です。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000050129.pdf





では、また^^


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2014年7月1日火曜日

夕方のにおい

夕方の住宅街のにおいがたまらなく好きです。


疲れて家路についても、どこからかフワ~ンとカレーのにおいがしてくると、思わず嬉しくなっちゃうのです。

お母さんが台所に立ってコトコト煮込んでいるのかなと想像したり。

もしかして、お兄ちゃんが調理実習で習ってきたチキンカレーを家族にご披露?などと思ってみたり。




カレーのにおいでそんな妄想タイム中に、突如、焼き魚のにおい。

おっと。これは、干物か?

小学生の頃、夕ご飯が焼き魚だと、きょうだいみんなでガッカリしたな~と思い出にひたり。




と思いきや、かすかな油のにおい。

天ぷらかな?コロッケかな?もしや、野菜の素揚げ?(注:私は衣がついているものを揚げることができません。揚げ物は素揚げオンリーですw)

まさかね。普通、素揚げはないでしょう。と自虐ツッコミしてみました。




そんな景色が広がる夕方の住宅街のにおいです。



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ジェンダーフリーと言いますが、あたたかい料理のにおいは、どうしてもお母さんにつながります。

なぜなんでしょうね。



では、また^^



2014年6月29日日曜日

吹奏楽団の演奏会in特別養護老人ホーム

こんにちは。

にじみる社会福祉士ミヒャエルです。

晴れて暑かったり、雨が降ったり、ザ梅雨!の栃木県です。

ムシムシしてますね。いやな空気ですが、庭の木々の葉っぱの緑色がとってもきれいに映えているところは好きです。


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さて、ミヒャエルは、地元密着の吹奏楽団に所属しています。

高校時代はファゴットを吹いていましたが、あまりに高級楽器のため(安くても50万円は下らないかな・・・。団員の皆さんと一生懸命見つけて、最安値40万円ってのがありましたね。)、楽器が手元になく、今はパーカッションを担当しています。

まったく基礎がなっていないなんちゃってパーカッションです・・・・反省^^;



今日は、その吹奏楽団で、特別養護老人ホームを訪問し演奏会をしてきました。

「北国の春」や「川の流れのように」「上を向いて歩こう」など入所している方と一緒に歌える曲や、時にはクラシカルな曲をやったりの30分でした。

特養のデイサービスホールで演奏したのですが、とっても音響がいいつくりで、日頃の倍はうまく聞こえた気がしました。



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そんな演奏会の中。

ちょっとおもしろかったのは、楽器紹介の一幕でした。


吹奏楽団最大にして最重量楽器「チューバ」の紹介の時。

司会のお姉さまが、「このチューバ大きいです。重さが10キロもあるんですよ。」と言うと、

入所しているおばあちゃまから、「まぁ~」と感嘆の声。

続いて、「10キロもあるこのチューバを吹くのは、とってもかっこいいハンサムさんですよ」と団員を紹介。チューバ担当は、笑顔の素敵な20代のうら若き青年。

おばあちゃまは、「あらまぁ。あなた大変ねぇ。」と本気のねぎらい。

うら若き青年がチューバの音を出し短い小節を吹くと、「まぁまぁまぁまぁ~」と驚愕の様子。



私たちには、チューバの大きさも重さも音もふつうだったけど、おばあちゃまにとっては違ってたみたいです。


「私の昔の恋人に似ているハンサムボーイが、あんなに重たい金物がグルグルしているようなものを抱えて座っているだけでも大変そうなのに。音を出すなんて。」

「いい音だわ。染み渡る低音ね。」

「私の昔の恋人に似ているハンサムボーイ。大きくて重たくても、いい音を奏でるために精進するのよ。」


と、おばあちゃまは思ってくださったのかもしれません。(ほぼ、ミヒャエル妄想ですw)



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いくつになっても、どこにいても、何を見ても、聞いても。

いつもみずみずしい感性を持てるのはステキなことです。


そして、感性は、認知症だとしてもその人のそのままを映し出すのだと思いました。





パーカスやりながら、思わず、ソーシャルワーク!?のミヒャエルでした。



では、また^^




















2014年6月27日金曜日

スタートしました

一般社団法人社会福祉士事務所にじみるがオープンしました。

私は、にじみるの社会福祉士3号「ミヒャエル」です。

まだまだまだまだ、とっても手さぐりの毎日です。

でも、それが私たちらしいかなって・・・。

いろいろな人たちと一緒ににじみるを作っていきたいなと思っております。

どうぞ、よろしくお願いいたします^^


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今日、とある方から「パンフレットに書いてある「総合相談ソーシャルサポート北風と太陽」の説明が分かりずらいよ」と、とってもありがたいお言葉をいただきました。

さっそく、「パンフレットと一緒に配布できる北風と太陽の説明書のような案内書のようなもの作ってみよう!」と即決。

只今、鈍意(鋭意って言えないw)作成中です。



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パンフレットも、ホームページも、事務所も、何かしらの変化がある毎日。

青春です。


では、また^^




ミヒャエル




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