にじみる社会福祉士ミヒャエルです。
晴れて暑かったり、雨が降ったり、ザ梅雨!の栃木県です。
ムシムシしてますね。いやな空気ですが、庭の木々の葉っぱの緑色がとってもきれいに映えているところは好きです。
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さて、ミヒャエルは、地元密着の吹奏楽団に所属しています。
高校時代はファゴットを吹いていましたが、あまりに高級楽器のため(安くても50万円は下らないかな・・・。団員の皆さんと一生懸命見つけて、最安値40万円ってのがありましたね。)、楽器が手元になく、今はパーカッションを担当しています。
まったく基礎がなっていないなんちゃってパーカッションです・・・・反省^^;
今日は、その吹奏楽団で、特別養護老人ホームを訪問し演奏会をしてきました。
「北国の春」や「川の流れのように」「上を向いて歩こう」など入所している方と一緒に歌える曲や、時にはクラシカルな曲をやったりの30分でした。
特養のデイサービスホールで演奏したのですが、とっても音響がいいつくりで、日頃の倍はうまく聞こえた気がしました。
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そんな演奏会の中。
ちょっとおもしろかったのは、楽器紹介の一幕でした。
吹奏楽団最大にして最重量楽器「チューバ」の紹介の時。
司会のお姉さまが、「このチューバ大きいです。重さが10キロもあるんですよ。」と言うと、
入所しているおばあちゃまから、「まぁ~」と感嘆の声。
続いて、「10キロもあるこのチューバを吹くのは、とってもかっこいいハンサムさんですよ」と団員を紹介。チューバ担当は、笑顔の素敵な20代のうら若き青年。
おばあちゃまは、「あらまぁ。あなた大変ねぇ。」と本気のねぎらい。
うら若き青年がチューバの音を出し短い小節を吹くと、「まぁまぁまぁまぁ~」と驚愕の様子。
私たちには、チューバの大きさも重さも音もふつうだったけど、おばあちゃまにとっては違ってたみたいです。
「私の昔の恋人に似ているハンサムボーイが、あんなに重たい金物がグルグルしているようなものを抱えて座っているだけでも大変そうなのに。音を出すなんて。」
「いい音だわ。染み渡る低音ね。」
「私の昔の恋人に似ているハンサムボーイ。大きくて重たくても、いい音を奏でるために精進するのよ。」
と、おばあちゃまは思ってくださったのかもしれません。(ほぼ、ミヒャエル妄想ですw)
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いくつになっても、どこにいても、何を見ても、聞いても。
いつもみずみずしい感性を持てるのはステキなことです。
そして、感性は、認知症だとしてもその人のそのままを映し出すのだと思いました。
パーカスやりながら、思わず、ソーシャルワーク!?のミヒャエルでした。
では、また^^